大会長挨拶

公益社団法人 日本小児歯科学会第39回関東地方会大会・総会
大会長 小方清和
(東京都立小児総合センター小児歯科部長)

 日本小児歯科学会の会員の皆さま、そして関東地方会会員の皆さまにおかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
 この度、第39回日本小児歯科学会関東地方会大会および総会を担当いたします東京都立小児総合センター小児歯科の小方清和です。会場は私が勤務する府中市のルミエール府中にて2024年10月6日に「すべての子どもを地域で受け入れる社会へ - ソーシャルインクルージョンを考える - 」をテーマに開催いたします。「ソーシャルインクルージョン」とは障害を抱えている方々を社会から隔離・排除するのではなく、健康で文化的な生活の実現につなげるよう、社会の構成員として包み支え合う、という理念を表した言葉です。障害を抱えている子どもたちが地域で暮らす子どもたちと同じように歯科診療を受けられる環境づくりを推進してゆければと思い、今大会のテーマといたしました。このテーマを中心に基調講演、特別講演、シンポジウムなどを企画しております。その他にも、ランチョンセミナー、研究者の集い、臨床講演等も予定しております。一般ポスター発表には多くの会員に皆さまからのエントリーをお持ちしております。
 日本小児歯科学会関東地方会は、日本小児歯科学会のなかで最も会員数が多い地方会であり、関東9大学小児歯科学講座の全面的な協賛を得て開催されております。会員の皆さまに対し、最新の小児歯科医療の寄与ならびに情報交換の場所となればと考えております。
 今回の会場はややコンパクトではありますが、準備委員長の関龍彦をはじめ、本大会を支えていただける準備委員、また当日の大会運営にご協力いただけるスタッフとともに、充実した1日を皆さまにお過ごしいただけるよう準備をしてまいります。
 今回の39回大会からは事前登録制とし、39回大会ホームページから様々な情報をご覧いただけるよう企画しております。ぜひともルミエール府中までおいでいただき、学会会場で皆さまにお会いできますことを楽しみにしております。